誰も見ていないところで!の巻
人が見ていないところでの所作こそが自分の心となる。
誰も見ていないところでゴミを拾ったり仕事してくれたり、そういった善行に進んで取り組む人ほど信用し珍重すべきである。
なぜなら誰も見ていないところでした行いはその人の心そのものなのであるから。
それはその人を端的に表している。一部が全部かもしれないが。
逆に言えば誰も見ていないところでの善行はその人の心を良くする。浄化する。進化させる。救われる。
そういう行いは潜在意識にダイレクトに作用する。良いことも悪いこともね。
色んな表現ができるのであるが、良きも悪しきもとにかくダイレクトに作用してしまう。
例えばこう。
誰かが見ているところでの善行はすぐ報われる。
報われない善行は誰にも気付かれない。
気付かれないから報われない。
そんなふうに誰にも評価されず善行を繰り返せるだろうか?
一度でもいい。
わざわざ手を汚しベンディングマシーンを掃除する。
誰かが気持ちよく使ってくれるならそれでいいと思うその心。
その奉仕の心が大事であり尊いのだ。
そしてそれがその人の心を形成していく。
悪いこともおなじ。
見えないところでなら何してもいいのだけれど、やはりそれが心を形作る。
みんなに気付かれず頑張っているひとを評価しよう。
ふとした会話でその人の行いを第三者に伝えてみよう。
第三者への善行報告は皆が嬉しいものである。
言う人も聞く人もその話題の人も。
悪口を言うのと真逆であるというのもまた興味深い事象である。
さて、問題は見えないところで善行を重ねている人は見えないというパラドックスである。
これは気づいてあげるしかない。観察する。
いつも机やキャビネットが埃をかぶらずキレイに保たれているのはなぜなのだろう?
もしかしたら早く出勤しているあの人が軽く払ったり、よもや雑巾で拭いてくれていたりするのでは…
そんな想像をしてみてください。
そういった心を配る事。
それもまた善行のひとつであるのだから。
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