話しかけるとドラマが生まれる!の巻
先日回転寿司へ夕飯を食いに。
ちなみに阿含は寿司が好きで、夕飯どこにしよっか、、と行くとこに困ったら寿司を食いたいくらいである。
じゃあ寿司行くか!みたいな。
さて。
当日は女子と2人で行ったのだが、しばし適当に食っていると、となりに外国人の男性が案内された。ヒゲを蓄えた白人男性である。目と眉の間が狭く、鼻筋がスッと通っていて目が青い、いわゆる典型的な白人男性である。気にもかけていなかったのだが、座ったままメニューを見たり周囲を見回しているだけでなかなか頼まない。
阿含がいくつか頼んでいるのだが追随しない。
痺れを切らして声をかけてみた。
なに食べる?マグロ??などと。
イエス!マグロ!と言うので
代わりにまぐろ三種の皿を頼んであげる。
わさびは?ノーワサビ!と。鼻を押さえるジェスチャーでワサビがダメな事を伝えて来る。すぐ理解できる。
グリーンティー?フリーだよ?というとノー、ビアーと言ってくる。自分でビールを頼み出す。キリン、と言うがアサヒしか無い、と言われてじゃあアサヒでいい、などと。
そんなやりとりを続けていると次第に自分で頼めるようになってきていたようである。
安心して我々もお腹いっぱいになってきていたので
バイ!
と言って別れる。
女子とその辺を歩きながらガチャガチャをしたり、次はどこで飲もうか、などとまだその辺りをフラフラしていたら、さっきの白人が歩いている!
ハーイ!
と声をかけて話し込む。
ぜんぜん英語でコミュニケーションできないのだが、なんとなくわかる。
日本には会社で使うビデオを撮りに来たこと。
ホテルはヒルトンに泊まっていること。
日本には9日間滞在すること。
心臓と血管に関係する医療業界に勤めていること。
ホテルの代金は会社が全て既に支払っていること。
彼は離婚していること。
これから少し散歩してホテルに帰ろうと思っていること。
君たちはどんな仕事なの?2人は良いカップルだね!名前は?など、楽しい時間を過ごした。
阿含は英会話は中学生レベルだ。
can you speak english ?
oh...a little
この程度。
彼ときちんと話せたら、歌舞伎町の居酒屋に連れて行けたのに。伝統的な日本の居酒屋に連れて行って焼き鳥を食べさせてあげられたのに。
そんな思いもあったが。
しかし、ジェスチャーや端々の単語でなんとなくのやりとりはできた。
それが嬉しかった。
一緒にいた女性にも非日常の体験をさせてあげられたのではないだろうか。
ここから感じたことは。
それは人に話しかけるとドラマが生まれるということ。
なんてことない、飲食店で隣り合った外国人に話しかけただけでこれである。
見ず知らずの日本人女性に話しかけるとどんなドラマが生まれそうかなんて、想像しただけで楽しそうな人生になりそうじゃないか?